名 称:弘道館の楠(仮称) 樹 種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属) 所在地:茨城県水戸市三の丸1丁目 樹 高:25m 幹周囲:4.6m 樹 齢:推定300年 指 定:無指定 弘道館は徳川斉昭が天保12年(1841年)に開いた藩校で現在は公園となっており、国の史跡にも指定されている。 その一角には斉昭の自薦自筆による「要石歌碑」があり、この要石を守るように一対のクスノキが生えている。 そのうち、向って右に位置しているのが画像の個体で、左の個体と比較して大きい。 なお、弘道館の建設以前から、このクスノキは生えていたという。 |
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名 称:竃神社の欅(仮称) 樹 種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属) 所在地:茨城県水戸市本町1丁目 樹 高:10m 幹周囲:7.3m 樹 齢:推定330年 指 定:水戸市指定保存樹(昭和51年10月1日指定) 竃神社の境内に生えているケヤキ。画像で分かるように主幹を失い、幹は大きく腐朽している。 竈神社は正式には「三宝荒神竃神社」といい、元々は水戸城の東郭に建築されていた。現在の地に遷座されたのは水戸藩2代藩主徳川義公の時代で、火所安全神として水戸七社に指定された。 |
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名 称:太郎杉 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:茨城県水戸市常盤町 樹 高:25m 幹周囲:5.7m 樹 齢:推定800年 指 定:無指定 日本三名園のひとつである偕楽園に生えている双幹のスギ。 かつては園内に太郎杉から五郎杉までの巨木があったとされているが、現在残存しているのは本個体のみ。 本個体の脇には、水がこんこんと湧き出している吐玉泉がある。 |
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名 称:左近の桜 樹 種:ヤマザクラ(バラ科サクラ属) 所在地:茨城県水戸市常盤町 樹 高:16m 幹周囲:3.8m 樹 齢:約60年 指 定:無指定
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名 称:常盤神社の楠(仮称) 樹 種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属) 所在地:茨城県水戸市常盤町 樹 高:25m 幹周囲:5.0m(根元周囲5.7m) 樹 齢:?年 指 定:無指定 常盤神社は偕楽園に隣接している神社。 その拝殿脇に末社である稲荷神社があり、参道脇に本個体が生えている。 |
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名 称:神崎寺の銀杏(仮称) 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:茨城県水戸市天王町 樹 高:15m 幹周囲:4.3m 樹 齢:推定300年 指 定:水戸市指定保存樹(昭和51年10月1日指定) 神崎寺(浄土真宗、北関東不動尊霊場第27番)の境内に生えているイチョウ。 なお、神崎寺の歴史は江戸時代以前に遡り、また、郷土史を飾る水戸藩士の菩提寺となっている。 |
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名 称:別雷皇神社の銀杏(仮称) 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:茨城県水戸市元山町 樹 高:24m 幹周囲:4.5m 樹 齢:?年 指 定:水戸市指定保存樹(昭和51年10月1日指定) 別雷皇神社の社殿裏に生えているイチョウ。 画像で分かるように太枝はすべて切り落とされ、細い枝が密生している。 別雷皇神社は別雷命(わけいかずちのみこと。※「別」は「若々しく猛々しい」の意)を御祭神としている神社。 神亀元年(724年)に常陸国主藤原宇合が蝦夷征伐に赴く際、東北地方の鎮護のために京都の加茂別雷皇神社を分祀したのが始まり。境内に掲げられた看板によれば電気事業安全・電力安定供給に御神徳があるとされているほか、体を健康にする力もあるようである。 |
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名 称:白旗山八幡宮のオハツキイチョウ 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:茨城県水戸市八幡町 樹 高:18m 幹周囲:5.8m(根元周囲:9.5m) 樹 齢:推定400〜800年 指 定:国指定天然記念物(昭和4年4月2日指定) 八幡宮の社殿東側に生えている、イチョウの巨木。雌木ではあるが、乳柱が見られる。 その名のとおり、葉に実を結ぶ。ただし、それは全体の1割程度とのこと。 この木の根元には「八幡なる神の社のお葉付きの公孫樹のごとく千代に栄えむ」という詠み人知らずの歌が書かれた看板が掲げられている。 なお、イチョウは中国原産の樹木であるが本個体は遣唐使が持ち帰った5本のイチョウの苗のうちの1本であるという伝承がある。 |
名 称:永井宿の大欅 樹 種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町永井 樹 高:23m 幹周囲:4.7m 樹 齢:推定450年 指 定:無指定 国道17号線の斜面に生えているケヤキの巨木。 新治地区まちづくり委員会が設置した看板によれば、永井宿泉屋の初代である笛木九助が永禄2年(1559年)自宅を建築した際、稲荷の石宮を建立し、御神木として本個体を植栽したものとのこと。 幹周囲の計測付近がもっともくびれているような樹形をしており、その数値以上の存在感を有している。 |
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名 称:下馬の枝垂れ桜 樹 種:シダレザクラ(バラ科サクラ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉 樹 高:12m 幹周囲:2.8m 樹 齢:推定120年 指 定:無指定 国道17号線線沿いの関越交通バス・タクシー案内所脇に生えている一樹。 かつては、この地に三国街道の関所があり、殿様も下馬することから名づけられたとのことで、読み方は「げばのしだれざくら」」。 温泉地でもあることから、開花期には夜間ライトアップされる。 開花時期は4月中旬から下旬頃。 |
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名 称:赤谷十二神社の杉(仮称) 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町相俣 樹 高:23m 幹周囲:5.0m(2.9m・2.1m) 樹 齢:?年 指 定:無指定 赤谷十二神社は群馬県道270号線(奥利根ゆけむり街道)沿いにある神社。 その境内には、双幹のスギが生えている。 |
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名 称:海円寺の大銀杏 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町相俣 樹 高:17m 幹周囲:5.0m 樹 齢:推定300年 指 定:みなかみ町指定天然記念物(昭和49年3月18日指定) 海円寺(曹洞宗)は、国道17号線から山へと向かう細い道を進んだところにある寺院。その山門の手前に、画像の個体は生えている。幹の一部は腐朽し洞が生じているほか、乳イチョウとなり、老成樹の雰囲気を漂わせている。 |
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名 称:相俣のさかさザクラ 樹 種:エドヒガン(バラ科サクラ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町相俣 樹 高:13m 幹周囲:6.1m 樹 齢:推定450年 指 定:群馬県指定天然記念物(昭和27年11月11日指定) 天文21年(1552年)に上杉謙信が初めて三国峠を越えて関東へ出兵した際、上杉憲政所縁の日枝神社を参拝した。その際、上杉謙信は春日山から持参したサクラの鞭を逆さに挿し戦勝を祈願したところ、サクラはすくすくと成長し数年で花を咲かせ始めたという伝承を有する。このため、「謙信さかさザクラ」の別名を有するほか、花の咲き具合でその年の作柄を占ったことから「豊年桜」とも呼ばれる。 なお、以前は双幹であったようだが、残念ながら一方の幹が枯損し、伐採されている(上記幹周囲は双幹であったころの数値)。 開花時期は4月中旬から下旬頃。
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名 称:日枝神社の杉(仮称) 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町相俣 樹 高:A31m・B27m 幹周囲:6.3m(A3.4m・B2.9m) 樹 齢:?年 指 定:無指定 前述の上杉謙信が参拝した日枝神社の境内に生えている双幹のスギ(画像左がA、右がB)。 |
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名 称:お助け桜 樹 種:エドヒガン(バラ科サクラ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町相俣 樹 高:11m 幹周囲:6.6m 樹 齢:推定300年 指 定:無指定 国道17号線に設置された関越交通の大峰橋バス停から下る細道を進むと出会える巨木。幹にはかなりの腐朽がみられるが、衰弱している感じは受けない。 この変わった固有名称は、大峰沢が大洪水になった際に村人がこの木にしがみ付いて命が助かったことから名づけられたという。 左の画像ではわかりにくいが、この木を一番良い姿で撮影しようとすると電線が必ず映り込んできてしまうのが残念。 開花時期は4月中旬から下旬頃。 |
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名 称:上津の姥桜 樹 種:エドヒガン(バラ科サクラ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町上津 樹 高:15m 幹周囲:10.6m 樹 齢:推定500年 指 定:群馬県指定天然記念物(昭和27年11月11日指定) 根元から多幹となっているサクラの古木。 伝承によれば、室町時代にこの地を治めていた田沼氏の一族に如意姫と呼ばれる才色兼備の姫がいた。その噂は都まで届き、采女として帝に仕えることとなり、その寵愛を得た如意姫はついには皇子を身籠った。 出産のために里帰りすることとなった如意姫は、都からサクラの苗を持ち帰えり郷里に植栽した。上津の姥桜は、このサクラが時を経たものであるという。 開花時期は4月中旬頃。 |
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名 称:一之宮地蔵尊の彼岸桜 樹 種:エドヒガン(バラ科サクラ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町須川 樹 高:8m 幹周囲:5.7m(4.0m・1.7m) 樹 齢:推定200年 指 定:無指定 みなかみ町須川集落は、かつて三国街道の須川宿が置かれた地。現在は「たくみの里」として街並み整備が行われている。本個体は、この須川集落の最深部に生えている。 その名のとおり地蔵尊が祀られた祠に寄り添っており、根元から2本の幹に分かれている。 画像左の幹は大きく腐朽し、支柱で支えられている一方、右の幹は若々しく勢いがある。 開花時期は4月中旬から下旬頃。 |
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名 称:村主の大欅 樹 種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町上津 樹 高:30m 幹周囲:7.0m 樹 齢:推定600年 指 定:群馬県指定天然記念物(昭和27年11月11日指定) 村主(すぐろ)八幡神社は鎌倉時代にまで遡る歴史を有し、明治期には近隣の27社が合祀され総鎮守とされた。 その境内に生えているいるのが画像の個体。根元には巨大な瘤が生じており、迫力のある樹形をしている。 |
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名 称:小松八幡宮の大杉 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町下津 樹 高:36m 幹周囲:5.2m 樹 齢:?年 指 定:みなかみ町指定天然記念物(昭和55年6月1日指定) 小松八幡宮は、前述の「村主の大欅」が生えている村主八幡神社から伝えられたとされる太々神楽(町指定重要無形民俗文化財が奉納される神社。 その小さな境内の端に根を張り、本個体は聳えている。 |
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名 称:夫婦杉
樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町藤原 樹 高:27m 幹周囲:6.2m 樹 齢:?年 指 定:無指定 群馬県道63号線沿いの集落内に建立されている平出神社境内に生えている双幹のスギ。 |
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名 称:桂の大木 樹 種:カツラ(カツラ科カツラ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町粟沢 樹 高:22m 幹周囲:10.4m 樹 齢:推定300年 指 定:無指定 群馬県道63号から分かれる道を進むと道脇に小さな看板があり、本個体の所在・固有名称と樹齢が記載されている。 根元には小さな祠が祀られ、地域から大切にされていることが分かる。 |
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名 称:冨士浅間神社のムレスギ 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町谷川 樹 高:19m 幹周囲:2.4m 樹 齢:?年 指 定:みなかみ町指定天然記念物(平成15年7月14日指定) 富士浅間神社は、谷川温泉地内にある神社。その境内脇の林内に生えているのが画像の個体。 ケヤキのように幹の途中から箒を逆さにしたように枝が多数生えていることからムレスギと名付けられている。 |
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名 称:湯原神社のムレスギ 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町湯原 樹 高:13m 幹周囲:1.9m 樹 齢:?年 指 定:みなかみ町指定天然記念物(平成15年7月14日指定) 成田山別院水上寺(真言宗)の境内と同一の山腹に生えているスギ。 看板、標柱の類は設置されていないことから本当に「湯原神社のムレスギ」なのかについて確証はないが、本個体を紹介したウェブサイトに従った。 数値上巨木サイズでは全くないものの、前述の個体よりもムレスギとしての形状はより分かりやすい。 |
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名 称:武尊神社の樅(仮称) 樹 種:モミ(マツ科モミ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町石倉 樹 高:28m 幹周囲:6.0m 樹 齢:?年 指 定:無指定 国道291号線沿いにある武尊神社は、その名のとおり日本武尊を祀った神社。 その境内の小高い場所にまっすぐに幹を延ばしており、国道からの視認性は高い。また、幹の途中からは真横に広がるように枝を伸ばしている。 |
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名 称:上牧の樅(仮称) 樹 種:モミ(マツ科モミ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町上牧 樹 高:16m 幹周囲:3.8m 樹 齢:?年 指 定:無指定 みなかみ町と沼田市を結ぶ峠道の脇に生えているモミ。 寺院等に生えているモミはすらりとした樹形をしていることが多いが、本個体は手入れされていない雑木林内で他の広葉樹に交じり生えていることもあってか、下枝が暴れ、幹の途中で双幹になる等、一般的なモミの樹形とは多少異なる。 |
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名 称:三峯神社の椎(仮称)
樹 種:スダジイ(ブナ科シイノキ属) 所在地:群馬県利根郡みなかみ町師 樹 高:18m 幹周囲:4.4m 樹 齢:?年 指 定:無指定 三峯神社は関越道月夜野I.C.にほど近い神社。山の斜面に2段に分かれて境内があり、画像の個体は駐車場を兼ねた下段の境内に生えている。 幹には大きく縦に裂け目が入り、内部は腐朽している。その一方で、幹内部から太い根が地面に伸び、再生が図られている。 |
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名 称:上川田砥石神社のスギ 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:群馬県沼田市上川田 樹 高:35m 幹周囲:5.3m 樹 齢:?年 指 定:沼田の名木百選(平成8年7月指定) 砥石神社は、周囲をスギに囲われた小さな神社。 本個体は社殿等の建物の間に生えており、生育条件としては窮屈な感じを受ける。しかし、すらりとした幹の上部には無数の枝葉を茂らせており、樹勢は良好。 |
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名 称:下川田のシダレザクラ 樹 種:シダレザクラ(バラ科サクラ属) 所在地:群馬県沼田市下川田 樹 高:10m 幹周囲:2.8m 樹 齢:?年 指 定:無指定 後述する川田神社の大ケヤキから徒歩で山道を登った先の英霊殿敷地内に生えているシダレザクラ。固有名称はウエブサイトによって「シダレザクラ」「しだれ桜」「枝垂れ桜」と混乱がみられるが、沼田市の公式ウェブサイトの表記に従った。 街を見下ろす高台というロケーションにあり、風にそよぐサクラの枝を見るのは風流。 開花時期は4月中旬頃。 |
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名 称:川田神社の大ケヤキ 樹 種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属) 所在地:群馬県沼田市下川田 樹 高:12m 幹周囲:9.3m(根本周囲:12.1m) 樹 齢:推定500年以上 指 定:群馬県指定天然記念物(昭和30年11月8日指定) 現在は2本の太枝しか残っておらず衰弱が著しいが、かつては隣接する民家の屋根を超えるほどに枝を伸ばしていたとのこと。説明看板には、かつて東西32m・南北33mの樹冠を有していたとの記載もある。 |
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名 称:篠尾神社のイチョウ 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:群馬県沼田市屋形原町 樹 高:33m 幹周囲:4.0m 樹 齢:?年 指 定:沼田の名木百選(平成8年7月指定) 固有名称にあるように、篠尾神社の境内に生えているイチョウ。 根元からは若干ひこばえが生えているが、定期的に処理されているようですっきりとした樹形をしている。 なお、本個体は実を結ぶ雌の木であるものの下枝には乳柱が生じている。 |
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名 称:篠尾神社のケヤキ 樹 種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属) 所在地:群馬県沼田市屋形原町 樹 高:31m 幹周囲:6.3m 樹 齢:?年 指 定:沼田の名木百選(平成8年7月指定) 前述の個体同様、篠尾神社の境内に生えているケヤキ。社殿裏に生えており、御神木となっている。 幹には大小の瘤が生じ、長い年月を経ていることを感じさせる。 |
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名 称:薄根の大クワ 樹 種:ヤマグワ(クワ科クワ属) 所在地:群馬県沼田市石墨町 樹 高:13m 幹周囲:7.2m(根本周囲:5.7m) 樹 齢:推定1,500年 指 定:国指定天然記念物(昭和31年5月15日指定)
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名 称:荘田神社の大イチョウ 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:群馬県沼田市井土上町 樹 高:26m 幹周囲:9.1m 樹 齢:推定1,000年以上 指 定:群馬県指定天然記念物(昭和27年4月25日指定) 幹を覆うように細い枝が枝垂れているイチョウの巨木。群馬県内のイチョウとしては浄蔵寺の大イチョウ(樹高:28.0m、幹周囲11.0m)に次ぐ。 かつては51mの樹高であったが、近年主幹上部が風害により折損してしまったようである。 伝承によれば、天慶3年(940年)に地元豪族の利根平八が平将門討伐の戦に加わり、戦後、平氏の若者1名を伴い帰郷し荘田地内に館を建てて住まわせた。その際、荘田神社を館の守り神とし、本個体を植栽したという。 なお、荘田神社の前身は諏訪神社であり、また幹に乳柱が生じていることから、「諏訪の乳イチョウ」の別名を有する。 |
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名 称:沼田公園のケンポナシ 樹 種:ケンポナシ(クロウメモドキ科ケンポナシ属) 所在地:群馬県沼田市西倉内町 樹 高:20m 幹周囲:5.8m 樹 齢:?年 指 定:無指定 根元から株立ちになっているケンポナシの巨木。一部の幹は上部で癒合している。 沼田公園の北東の端に生えており、周囲をアジサイに囲われている。 |
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名 称:沼田城御殿桜 樹 種:エドヒガン(バラ科サクラ属) 所在地:群馬県沼田市西倉内町 樹 高:20m 幹周囲:5.8m 樹 齢:推定400年 指 定:無指定 沼田城は天分元年(1532年)に沼田氏が築城。以降、上杉謙信・北条氏政・武田勝頼・織田信長・真田昌幸・北条氏直・真田信幸と戦国時代を代表する武将が次々に支配。江戸時代に入り、天和元年(1681年)に真田氏が沼田領を幕府に没収された際に城郭は取り壊された。 石垣に根を張った本個体は、五層の天守を誇った沼田城が存在していた頃に植栽されたものであるという。 開花時期は4月上旬から中旬頃。沼田公園に多く植栽されているソメイヨシノに先立ち花を咲かせる。 |
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名 称:沼田城堀川枝垂れ桜 樹 種:シダレザクラ(バラ科サクラ属) 所在地:群馬県沼田市桜町 樹 高:12m 幹周囲:3.3m 樹 齢:?年 指 定:無指定 国道120号線(日本ロマンティック街道)脇の緑地に生えている優美な樹形のシダレザクラ。 その根元には、馬頭観音や双体道祖神の石仏が祀られており、その名称と併せ何らかの由来があるようにも思えるが、現時点で詳細は不明。 開花時期は4月上旬から中旬頃。 |
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名 称:須賀神社の大ケヤキ 樹 種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属) 所在地:群馬県沼田市中町 樹 高:24m 幹周囲:8.3m(根元周囲:19.1m) 樹 齢:推定400年以上 指 定:群馬県指定天然記念物(昭和29年3月30日指定) 須賀神社社殿の裏に生えているケヤキの巨木で東西25m、南北28mに枝葉を広げている。 須賀神社は江戸時代に、それまで牛頭天王宮と呼ばれていたものを真田信之が現在の地に遷宮したとのこと。 |
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名 称:正覚寺のコウヤマキ 樹 種:コウヤマキ(コウヤマキ科コウヤマキ属) 所在地:群馬県沼田市鍛冶町 樹 高:21m 幹周囲:3.6m(根元周囲:7.3m) 樹 齢:?年 指 定:沼田市指定天然記念物(昭和51年3月30日指定) 正覚寺(浄土宗)の境内に生えているコウヤマキの巨木。東西11m、南北10mに枝葉を広げている。 由緒を記載した看板によれば植栽木であるとのことであるが、植栽された年代については不明である。 なお、正覚寺には真田信之の正室の小松姫の墓所があり、また、山門は沼田市の重要文化財に指定されている。 |
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名 称:馬かくれスギ 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:群馬県沼田市白沢町高平 樹 高:29m 幹周囲:7.7m(根本周囲:9.4m) 樹 齢:推定1,000年 指 定:沼田市指定天然記念物(平成51年3月30日指定) 弥勒寺(曹洞宗)へと至る参道に生えている巨木。大きく口を開けた洞が特徴的。 説明看板によれば、弥勒寺の創建頃に植栽されたものではないかとされている。また、固有名称の由来については、本来麓で下馬する必要があったにもかかわらず、こっそりと本個体のところまで馬で登り、馬を隠したことから名づけられたとのこと。 |
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名 称:弥勒寺参道のスギ 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:群馬県沼田市白沢町高平 樹 高:34m 幹周囲:7.0m 樹 齢:?年 指 定:沼田の名木百選(平成8年7月指定) 前述の個体からやや参道を下ったところに生えているスギ。 参道脇には巨木が林立しているが、本個体の根元にだけ石仏が安置され別格の扱いを受けていることが分かる。 |
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名 称:上発知のシダレザクラ
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名 称:発知のヒガンザクラ 樹 種:ヒガンザクラ(バラ科サクラ属) 所在地:群馬県沼田市発知町 樹 高:17m 幹周囲:3.7m 樹 齢:?年 指 定:群馬県指定天然記念物(昭和32年4月23日指定) 山裾の高台にぽつんの1本だけ生えているサクラの巨木。遮るものがないことから、東西17m・南北22mに太い枝を伸ばし、迫力のある樹形をしている。 残念ながら樹勢を維持するため、高台に上ることはできない。 説明看板によれば、苗代づくりのころに開花することから、「発知の苗代桜」の別名を有すること。 開花時期は4月中旬頃。 |
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名 称:天照寺の枝垂れ桜 樹 種:シダレザクラ(バラ科サクラ属) 所在地:群馬県沼田市発知新田町 樹 高:9m 幹周囲:3.5m 樹 齢:?年 指 定:無指定 集落のはずれにある無住の寺院の境内に生えているサクラ。 なお、天照寺は幹線からは車1台がようやく通れる細い道を進んだ先にあることから注意が必要。 開花時期は4月中旬頃。 |
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名 称:上古語父の枝垂れ桜 樹 種:シダレザクラ(バラ科サクラ属) 所在地:群馬県沼田市白沢町上古語父 樹 高:10m 幹周囲:2.3m 樹 齢:推定150年 指 定:沼田市指定天然記念物(平成8年2月28日指定) 本個体の根元に設置された説明看板には、「沼田市東町田の観音様の枝垂れ桜の子と伝えられている」との記載があるが、当該のシダレザクラに関する情報がないことから、現存はしていない個体なのかもしれない。 なお、幹周囲は前述の説明看板の数値を転記したが、実際には3m程はあると考えられる。 開花時期は4月中旬頃。 |
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名 称:雲谷寺の大杉 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:群馬県沼田市白沢町高平 樹 高:37m 幹周囲:4.5m 樹 齢:?年 指 定:沼田市指定天然記念物(平成8年2月28日指定) 雲谷寺の裏山にある墓地の一角に生えているスギの巨木。 余談だが、本個体の前に設置された3基の五輪塔のうち、中央は新田義宗(南北朝時代の武将である新田義貞の嗣子)の墓とされている(画像右の五輪塔は義宗の墓を建てた長田長門守経政のものとされ、左の五輪塔は不明)。これらの五輪塔は地中に埋もれていたが、墓地改修の際に発見され、本個体の根元に安置されたとのこと。 |
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名 称:書院の五葉マツ 樹 種:ゴヨウマツ(マツ科マツ属) 所在地:群馬県沼田市白沢町 樹 高:18m 幹周囲:2.5m 樹 齢:推定400年 指 定:群馬県指定天然記念物(昭和44年5月6日指定) 群馬県指定重要文化財の高平の書院(沼田城主真田信政が1649年に建設)の庭に生えているゴヨウマツ。 書院の造成時に植栽されたものとされ、ゴヨウマツの品種としては四国系とのこと。 |
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名 称:山妻有の桜 樹 種:エドヒガン(バラ科サクラ属) 所在地:群馬県沼田市利根町追貝 樹 高:12m 幹周囲:8.0m(根本周囲:9.0m) 樹 齢:推定650年 指 定:沼田市指定天然記念物(平成19年2月2日指定) 「古木」という言葉が似合うサクラの巨木。幹の中心部は腐朽により空洞化してしまっていることもあり、幹周囲に比べ樹高は低い。一方で、樹冠は東西18m・南北19mと広がりを有している。 本個体は吹割の滝にほど近い山間の集落内にあり、細い山道を進む必要がある。近くには集落センターの駐車場があることから、そちらに車を止め、徒歩で移動するのが便利。 開花時期は4月下旬頃。 |
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名 称:神代杉 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:群馬県吾妻郡吾妻町矢倉 樹 高:?m 幹周囲:9.7m 樹 齢:?年 指 定:無指定 国道145号線沿いにある鳥頭神社の境内に生えている巨木(?)。 元々の木は日本武尊が東征の際にお手植えされたという伝承を有する。1742年の失火及び1783年の浅間山の噴火によって木の内部が空洞となり、このままでは枯損してしまう恐れがあったことから当時の住職が幹を伐採し、外皮を生かす形で内部に若いスギを植えたようである。 このような方法で巨木を残した例は少ないのではないか。 |
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名 称:御塚霊園内のいたやかえで 樹 種:イタヤカエデ(カエデ科カエデ属) 所在地:群馬県吾妻郡長野原町林 樹 高:32m 幹周囲:5.3m 樹 齢:推定300年 指 定:長野原町指定天然記念物(昭和53年2月28日指定) 御塚とは、権大僧都法印村信を葬った墓とのこと。この御塚自体は昭和49年に長野原町の文化財に指定されている。 なお、塚にはケヤキ等の巨木が林立しているが、天然記念物に指定されているのは画像のイタヤカエデのみ。 |
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名 称:王城山神社神杉 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:群馬県吾妻郡長野原町林 樹 高:36m 幹周囲:6.4m 樹 齢:推定400年 指 定:長野原町指定天然記念物(昭和49年9月21日指定) 道路に面した境内に生えているスギの巨木。 伝承では、王城山は日本武尊が東征した際に駐屯した旧跡であるいう。また、戦国時代には真田幸隆軍が陣を敷いたとのこと。 |
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名 称:嫗仙の滝のカツラ 樹 種:カツラ(カツラ科カツラ属) 所在地:群馬県吾妻郡草津町草津 樹 高:35m 幹周囲:6.7m 樹 齢:推定300〜400年 指 定:森の巨人たち100選(平成12年指定) 嫗仙の滝は、草津温泉にほど近い山中にある滝で、赤茶けた壁面を白滝が流れ落ちる優美な滝(駐車場から片道20分程度山道を歩く必要あり)。 その滝からやや川を下ると山道とは反対側の斜面に、寄り添うように2株のカツラが生えている。 幹周囲は林野庁等が設置した看板に従ったが、これだと画像左の個体のみが「嫗仙の滝のカツラ」なのであろうか? |
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名 称:嫗仙の滝の栃(仮称) 樹 種:トチノキ(カツラ科カツラ属) 所在地:群馬県吾妻郡草津町草津 樹 高:26m 幹周囲:?m 樹 齢:?年 指 定:無指定 前述のカツラと同一斜面のやや下流側に生えているトチノキの巨木。 こちらは何らの指定も受けておらず、固有名称も与えられていないが、迫力のある樹形をしている。幹周囲は未計測だが、6m程であろうか? |
名 称:水吹きイチョウ 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:東京都台東区浅草2丁目 樹 高:?m 幹周囲:?m 樹 齢:?年 指 定:台東区指定保護樹木(昭和59年2月27日指定) 東京を代表する観光名所の一つである浅草寺(聖観音宗、江戸三十三箇所観音霊場第1番)の境内に生えているイチョウ。 背後に見えるのは五重塔。 名称は、「関東大震災の際に周囲に火の手が上がり、観音堂や避難者に火炎が迫った際に本個体が水を吹き火を消した」という伝承による。 |
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名 称:東京都立美術館の銀杏(仮称) 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:東京都台東区上野公園 樹 高:18m 幹周囲:5.2m 樹 齢:?年 指 定:無指定 東京都立美術館は上野公園の一角にあり、本個体はその建物裏に生えている。 |
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名 称:東京国立博物館のユリノキ(仮称) 樹 種:ユリノキ(モクレン科ユリノキ属) 所在地:東京都台東区上野公園 樹 高:31m 幹周囲:4.0m 樹 齢:約140年 指 定:無指定 ユリノキは北アメリカ原産の樹木で、春にチューリップのような花を咲かせることから和名が付けられている。 本個体の根元にある看板によれば、明治8〜9年頃に持ち込まれた種子から育てられたとされる。東京国立博物館のシンボルともいえ、博物館は「ユリノキの博物館」「ゆりの館」と呼ばれることもあるという(ユリノキちゃんというゆるキャラもいるようである)。 |
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名 称:大雄寺のクスノキ 樹 種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属) 所在地:東京都台東区谷中 樹 高:13m 幹周囲:6.2m 樹 齢:推定200〜300年 指 定:台東区指定保護樹木(昭和50年4月1日指定) 上野公園と日暮里駅を結ぶ通りには多くの寺院があり、大雄寺(日蓮宗)もその中のひとつ。 本個体の下には、「維新の三舟」のひとりとされる高橋泥舟が眠っているという(他の2名は、勝海舟、山岡鉄舟)。 |
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名 称:延命院の大椎 樹 種:スダジイ(ブナ科シイノキ属) 所在地:東京都荒川区西日暮里 樹 高:15m 幹周囲:5.4m 樹 齢:推定600年以上 指 定:東京都天然記念物(昭和5年5月指定) 延命院(日蓮宗)は慶安元年(1648年)開山の寺院で、天保7年(1836年)に描かれた「日暮里惣図(ひぐらしのさとそうず)」にも、本個体が描かれているとのこと。 かつては大枝を広げた樹形をしていたが、平成14年(2002年)に幹内部の腐朽が原因で南側の大枝が崩落し、現在の樹形になったとのこと。 |
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名 称:北の丸公園の銀杏(仮称) 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:東京都千代田区北の丸公園 樹 高:18m 幹周囲:6.0m 樹 齢:?年 指 定:無指定 北の丸公園の主ともいうべき巨木で、道路を挟み日本武道館と対峙している。 石垣の上に生えていることから、18mという樹高以上の存在感がある。 なお、北の丸公園には、江戸時代は御三家の田安家・清水家の屋敷があり、明治維新後には近衛師団の兵営が置かれたという歴史がある。 |
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名 称:震災いちょう 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:東京都千代田区大手町1丁目 樹 高:15m 幹周囲:3.5m 樹 齢:推定160年以上 指 定:無指定 関東大震災で一面焼け野原となった都心にあって、奇跡的に生き残った一樹。当時の人々にとって、その存在は復興への希望になったとのこと。 当時は一ツ橋に生えていたが、震災復興の区画整理に伴い切り倒される予定となったが、当時の中央気象台長岡田武松がこれを惜しみ、現在の地に移植されたという。 なお、気象庁では、本個体を東京都におけるイチョウの標準木として観測の対象にしている。 |
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名 称:首賭けイチョウ 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:東京都千代田区日比谷公園 樹 高:20m 幹周囲:6.5m 樹 齢:?年 指 定:無指定 元々は現在の日比谷交差点脇に生えていた巨木。道路拡張に伴い伐採されることとなったが、日比谷公園の設計者である本田静六博士が「首を賭けても移植させる」として、現在の日比谷公園の松本楼裏に移植された。 |
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名 称:日枝神社の銀杏(仮称) 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:東京都千代田区永田町2丁目 樹 高:25m 幹周囲:6.6m 樹 齢:?年 指 定:無指定 日枝神社の表参道である山王男坂に生えているイチョウの巨木。 |
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名 称:氷川神社のイチョウ 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:東京都港区赤坂6丁目 樹 高:25m 幹周囲:7.5m 樹 齢:推定400年年 指 定:港区指定天然記念物(平成6年9月27日指定) 氷川神社は、赤坂サカスにほど近い住宅地内にある。 その境内には数本の巨木が見られるが、本個体が最大。 幹には大きな腐朽が見られるが、特に樹勢が衰えているという感じではなさそうである。 |
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名 称:タコ足 樹 種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属) 所在地:東京都渋谷区代々木神園町 樹 高:25m 幹周囲:7.0m 樹 齢:推定100年 指 定:無指定 根元から何本もの幹が枝分かれしており、「タコ足」の名がぴったりとする一樹。 明治神宮本殿の北西に広がる芝生広場脇の林縁に生えている。 なお、明治神宮は100年程前、「明治神宮御境内林苑計画」に基づき作り上げられた常緑広葉樹を中心とした人工の森。現在は豊かな自然を有する場所として、参拝者に親しまれている。 |
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名 称:巨樹銀座のコナラ 樹 種:コナラ(ブナ科コナラ属) 所在地:東京都渋谷区代々木神園町 樹 高:15m 幹周囲:4.7m 樹 齢:?年 指 定:無指定 明治神宮の西参道沿いに生えている双幹の一樹。西参道沿い〜芝生広場にかけて巨木が多くみられることから、「巨木銀座」との名称が与えられている。関東地方のコナラとしては、第3位の幹周囲とのこと。 |
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名 称:夫婦楠 樹 種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属) 所在地:東京都渋谷区代々木神園町 樹 高:A17m・B17m 幹周囲:A3.2m・B3.7m 樹 齢:推定100年 指 定:無指定 明治神宮本殿に向かい左側に生えている2本のクスノキ。 大正9年(1920年)に献木され、縁結び・夫婦円満・家内安全の象徴として、参拝者から人気を得ている御神木。 |
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名 称:明治神宮の大椋 樹 種:ムクノキ(ニレ科ムクノキ属) 所在地:東京都渋谷区代々木神園町 樹 高:25m 幹周囲:5.8m 樹 齢:推定300年 指 定:無指定 明治神宮の森が造成される以前から、この地に生えていたと推測されている一樹。 かつては2本の木が寄り添って生えていたものの、1本が枯れ、現在の樹形になったとのこと。幹の片側は大きな洞が生じている。 |
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名 称:横山出張所のオオツクバネガシ 樹 種:オオツクバネガシ(ブナ科コナラ属) 所在地:東京都八王子市並木町 樹 高:16m 幹周囲:3.1m 樹 齢:?年 指 定:八王子市指定天然記念物(昭和50年2月27日指定) 八王子市役所横山出張所の玄関先に生えている巨木。 オオツクバネガシはアカガシとツクバネガシの交雑種で、本個体はアカガシに近い性質を有しているとのこと。 |
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名 称:広園寺の朴(仮称) 樹 種:ホオノキ(モクレン科モクレン属) 所在地:東京都八王子市山田 樹 高:16m 幹周囲:3.6m 樹 齢:?年 指 定:無指定 広園寺(臨済宗)は1389年に建立された名刹で、建築物は東京都の史跡に指定されている。 その境内には画像のホオノキのほか、イチョウ、スギ等、幹周囲3〜4m程の巨木が見られる。 |
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名 称:熊野神社の縁結びの木 樹 種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)・ウラジロガシ(ブナ科コナラ属) 所在地:東京都八王子市東浅川 樹 高:24m 幹周囲:6.1m 樹 齢:?年 指 定:無指定 熊野神社は国道20号線(甲州街道)沿線にあり、その小さな境内には根元からひとつになった相生(あいおい)のケヤキ(写真右)とウラジロガシ(写真左)が生えている。 400年程前の時代、北条氏照の家臣篠村左近之助の娘である安寧姫と笛の名手である狭間の郷士の若者が、この木の元で逢瀬を重ねたという伝承がある。このため、本個体はいつしか「縁結びの木」と呼ばれるようになり、2つの小石に自身の名と思い人の名をそれぞれ記し、木の根元に置くと願いが叶うとされている。 |
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名 称:小仏のカゴノキ 樹 種:カゴノキ(クスノキ科ハマビワ属) 所在地:東京都八王子市裏高尾町 樹 高:13m 幹周囲:4.3m 樹 齢:?年 指 定:東京都指定天然記念物(昭和37年3月31日指定) 寶珠寺(臨済宗)の本堂脇の崖に生えている一樹。 主幹は枯損しているとのことだが、東西17m・南北22mに枝葉を広げており、堂々とした樹形をしている。 |
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名 称:蛸杉 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:東京都八王子市高尾町 樹 高:37m 幹周囲:6.0m 樹 齢:推定450年 指 定:八王子市指定天然記念物(昭和39年7月23日) 高尾山第2位の巨木とされるスギ(第1位は飯盛杉と呼ばれるスギだが、登山道が整備されておらず、通常は見ることができない)。 高尾山は信仰の山で、かつて薬王院に至る参道を開設しようとした際、その根が工事の邪魔になるとして伐採されそうになったが、一夜にして根が屈曲したとの伝承を有する。その根の形状が蛸の足に似ているとして「蛸杉」と名付けられた。 本個体の周囲には立派な「蛸供養碑」や蛸の石像が設置される等、高尾山登山の際の見どころのひとつとなっている。 |
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名 称:天狗の腰掛杉 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:東京都八王子市高尾町 樹 高:37m 幹周囲:6.0m 樹 齢:推定700年 指 定:東京都指定天然記念物(昭和27年11月3日指定) 高尾山には天狗が住むとして、登山をしていると銅像等を目にする。 この高尾山の主である天狗が本個体の枝に腰掛け、登山参詣の人々を見守っていたという。 なお、東京都天然記念物には「高尾山杉並木」として、林立する巨木群が一括して指定されている。 また、高尾山信仰の特徴として「御杉苗の御奉納」という仕組みがある。これは本尊に祈願し、それが成就した際のお礼参りとして御杉苗料を奉納するというもの。このようにして、次代のスギ林を守り育てているのであろう。 |
名 称:大イチョウ 樹 種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属) 所在地:神奈川県藤沢市西富 樹 高:21m 幹周囲:7.1m 樹 齢:推定650〜700年 指 定:藤沢市指定天然記念物(昭和46年7月5日指定) 時宗総本山の遊行寺(清浄光寺)境内に生えているイチョウの雄木。 かつては、31mの樹高を有していたが、昭和57年(1982年)の台風で幹が折れてしまったとのこと。枝葉は旺盛に繁茂しており樹勢は回復しているように思えるが、一方で幹の内部は空洞になっており外科的な治療もなされている。 根元の保全を兼ねてぐるりとベンチで囲われており、訪れた時には木陰を求めて市民がベンチに座る姿が見られた。 |
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名 称:箱根神社の矢立のスギ 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:神奈川県箱根町元箱根 樹 高:35m 幹周囲:6m 樹 齢:推定1,200年 指 定:かながわの名木100選(昭和59年12月指定) 箱根神社の第四鳥居に向かい合うように聳えているスギの巨木。 平安時代、征夷大将軍である坂上田村麻呂が参拝し、この杉に矢を献納し武運長久を祈願して蝦夷征伐に成功したとの伝承を有する。 |
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名 称:安産杉 樹 種:スギ(スギ科スギ属) 所在地:神奈川県箱根町元箱根 樹 高:?m 幹周囲:?m 樹 齢:推定1,000年以上 指 定:無指定 箱根神社の九頭竜神社新宮付近に生えているスギの巨木。 由来を示した立看板によると、古来、本個体の根幹は健全なる母胎の象徴とされている。 なお、『吾妻鏡』には、源頼朝が養和2年(1182年)と建久3年(1192年)に北条政子の安産祈願を行い、頼家と実朝の無事誕生につながったことが記されている。 |