名  称:黒沢の杉(仮称)
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:富山県魚津市黒沢
樹  高:30m
幹周囲:7.0m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 黒沢公民館の裏にある神社境内に生えているスギの巨木。
 これだけの巨木に名前がないというのは残念な感じもするが、地域にとってはあまりにも身近すぎて固有名称を与えるまでもないということなのかもしれない。
名  称:大沢の地鎮杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:富山県魚津市大沢
樹  高:30m
幹周囲:12.0m
樹  齢:推定500~800年
指  定:富山県指定天然記念物(昭和40年1月1日指定)

 地際から太い枝が何本も分かれているが、これは立山杉の特徴であるとのこと。
 「地鎮杉」の名は、平家の末裔である大沢氏がこの地に逃れてきた際、本個体を鎮守として祀ったことに由来するという。
 画像でもわかるとおり、主幹は欠損し、幹の半分は樹脂で固められている。また、主要な枝には金属の支柱があてがわれ、懸命に命をつなぐ努力がなされている。
名  称:洞杉(最大洞杉)
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:富山県魚津市三ヶ杉ノ尾
樹  高:20m
幹周囲:15.6m
樹  齢:推定500年以上
指  定:魚津市指定天然記念物(平成25年5月8日指定)

 洞杉は富山湾に注ぐ片貝川の上流部、標高500~700m付近に生えている異形の天然杉の総称。幹の内部が空洞になっている場合が多いことから、この名称が与えられた。
 その中で最大と呼ばれているのが本個体。巨岩を根で抱え込み、4本の幹が曲がりくねりながら伸びている。この4本の幹の幹周囲の合計とは30.2mとのこと。
名  称:洞杉(広場の洞杉)
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:富山県魚津市三ヶ杉ノ尾
樹  高:?m
幹周囲:?m
樹  齢:推定500年以上
指  定:魚津市指定天然記念物(平成25年5月8日指定)

 洞杉を見るには、県道132号線から魚津市道南又線へと移動し、南又谷駐車場からは徒歩で2.5km歩く必要がある。
 その駐車場に掲げられた看板に従い、画像の個体の名称を記載した。
 雪害等により主幹が折損したのか、数多くの幹が株立ちしている迫力のある樹形をしている。
 魚津市が設置した木道の起点付近の広場に生えており、撮影しやすい一樹。
名  称:洞杉(観察しやすい洞杉)
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:富山県魚津市三ヶ杉ノ尾
樹  高:?m
幹周囲:?m
樹  齢:推定500年以上
指  定:魚津市指定天然記念物(平成25年5月8日指定)

 木道起点部から杉の尾の岩屋へと移動すると出会える
 個体の名称は、前の個体同様、南又谷駐車場に掲げられた看板に従った。
 これら3個体以外にも、他の場所であれば御神木として固有名称が与えられるであろう個体が数多く見られる。

名  称:十二神社・苗場神社の桂(仮称)
樹  種:カツラ(カツラ科カツラ属)
所在地:長野県下高井郡栄村堺
樹  高:27m
幹周囲:11.0m(根本周囲)
樹  齢:?年
指  定:無指定

 国道405号線で新潟県境を越え、長野県に入ってすぐの集落が小赤沢(大字としては堺)。余談だが、新潟県最後の集落は大赤沢。
 その県境付近にある神社が十二神社・苗場神社。社殿の正面に生えているのが画像の個体。
 主幹は3本で根が盛り上がり塚状になっている。このこともあり地上1.3mの幹周囲の計測が困難であったことから、根本の外周を幹周囲として計測。
名  称:小赤沢の栗(仮称)
樹  種:クリ(ブナ科クリ属)
所在地:長野県下高井郡栄村堺
樹  高:8m
幹周囲:6.6m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 秋山郷保存民家へと下る道脇に生えているクリの巨木。その幹は腐朽し大きな洞が口を開けているだけでなく、幹にはサクラ類等の樹木が着生している。
 樹木としての終焉を迎えつつあると思われるが、それでもなお枝には葉を茂らせている。
名  称:小赤沢のユモトマユミ
樹  種:マユミ(ニシキギ科ニシキギ属)
所在地:長野県下高井郡栄村堺
樹  高:6m
幹周囲:2.4m
樹  齢:推定200年以上
指  定:栄村指定天然記念物(昭和62年6月24日指定)

 秋山郷保存民家から更に中津川方向に下ると出会えるマユミの巨木。マユミは本来中低木であり、このような巨木は非常に稀であろう。
 なお、ユモトマユミとはマユミの変種で、箱根湯本で多く見られるためとのこと。
 また、写真撮影時は葉は紅葉していなかったが、一部赤く見えるのは果実。
名  称:小赤沢の御神木 カツラの巨木
樹  種:カツラ(カツラ科カツラ属)
所在地:長野県下高井郡栄村堺
樹  高:21m
幹周囲:11.2m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 小赤沢集落の南の外れの山中に生えているカツラの巨木。10分ほど細い山道を登り、スギとカラマツの混交林を抜けた先に聳えている。
 根元には小さな祠が祀られ、集落から大切にされていることが分かる。
名  称:北野天満宮の杉(仮称)
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県下高井郡栄村堺
樹  高:25m
幹周囲:5.7m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 案内看板によれば、北野天満宮の建立は正暦4年(993年)とのことで、その200年ほど後には源義経が訪れ石柱を建て、北野神を祀ったとの伝承が残る。
 なお、現在は画像のスギを含め欝蒼とした社叢に囲われているが、明治35年に挙行された千年祭の絵巻には、それほどの木々は見られないことから、その後に植栽されたものが大半なのであろう。
名  称:常慶院の杉(仮称)
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県下高井郡栄村堺
樹  高:30m
幹周囲:5.2m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 常慶院(曹洞宗)は千曲川右岸に創建された寺院。
 その参道脇には幹周囲4mを超す5本のスギの巨木が林立している。その中で最も太いのが画像の個体。
名  称:湯沢神社の大スギ
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷
樹  高:30m
幹周囲:5.4m
樹  齢:?年
指  定:野沢温泉村指定天然記念物(昭和54年11月1日指定)

 野沢温泉の温泉街は斜面に形成されており、湯沢神社も急峻で長い石段がある。
 この石段の脇に直立しているのが画像の個体。
名  称:馬曲七曲アスナロ
樹  種:ヒノキアスナロ(ヒノキ科アスナロ属)
所在地:長野県下高井郡木島平村往郷
樹  高:25m
幹周囲:4.1m
樹  齢:推定300年
指  定:木島平村指定天然記念物(昭和61年1月5日指定)

 道祖神の脇に生えており、かつては村の入り口に位置する場所であったとのこと。子の巨木は、地域の守り神であるとともに、来訪者にとっての目印になっていたのであろうか。
 現在は、温泉施設の「望郷の湯」に隠れるようにひっそりと生えている。
 
名  称:大イチョウ
樹  種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属)
所在地:長野県下高井郡木島平村穂高
樹  高:30m
幹周囲:8.8m
樹  齢:?年
指  定:木島平村指定天然記念物(昭和47年11月15日指定)

 長光寺(曹洞宗)の入口にそびえているイチョウの巨木。
 由来を示す看板によれば、三尺坊真蹟という僧侶が現在の飯山市神戸から杖として持ち帰り、この地に挿したものであるとのこと。この時、上下を逆にして挿したことから、根元よりも上部が太い樹形となったとされ、「逆さイチョウ」との別名を有する。
 看板には明記されていないが、飯山市神戸には後述の「神戸のイチョウ」がある。同じイチョウの巨木ということで、関連付けるような伝承が生まれたのであろうか。
名  称:照岡の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県飯山市照岡
樹  高:18m
幹周囲:4.9m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 国道403号線と長野県道408号線が交わる丁字路の一角にある小さな公園に、幹周囲3m程の2本のスギを従えて生えているケヤキの巨木。
 残念ながら本個体が一番映える面に丸太が何本も立てかけられているものの、四方に広がる根張が迫力を与えている。
名  称:旧温井小学校の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県飯山市一山
樹  高:25m
幹周囲:6.5m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 新潟県上越市と長野県を結ぶ関田峠沿いに温井小学校跡(現在は診療所)があり、その敷地の外れに枝葉を広げた画像の個体が生えている。
名  称:森太郎
樹  種:ブナ(ブナ科ブナ属)
所在地:長野県飯山市一山
樹  高:25m
幹周囲:5.3m
樹  齢:推定300年以上
指  定:森の巨人100選(平成12年指定)

 新潟県と長野県境に聳える鍋倉山(標高1,288m)。その長野県側の山中には「巨木の谷」と呼ばれるブナ林が広がり、幹周囲3mを超えるブナが何本も見られる。
 その巨木の谷の主といえるのが本個体。登山道脇にロープが張られ根元に近づくことはできないものの、その巨木感を感じることができる。
 なお、かつては近くには「森姫」と呼ばれる巨木が生えていたが、オーバーユースにより枯死(2011年)してしまっている。このこともあってか、森太郎へ至る登山道の入り口は特に看板などは設置されておらず、また、道中も最低限の整備に留められている。併せて、トレッキングガイドによる案内が推奨されている。
名  称:山田神社の大杉A
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県飯山市蕨野
樹  高:30m
幹周囲:6.0m
樹  齢:推定750年
指  定:飯山市指定天然記念物(昭和51年2月17日指定)

 山田神社は戸狩スキー場の駐車場の向かいに所在。由緒を示す看板によれば、13世紀には元となる神社が創立されていたとのこと。時代が下り、明治41年に地域の十社を合社し、現在の山田神社となった。
 その参道脇に2本の巨木があり、画像の個体は拝殿に近い位置に生えている。
名  称:山田神社の大杉B
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県飯山市蕨野
樹  高:35m
幹周囲:7.8m
樹  齢:推定750年
指  定:飯山市指定天然記念物(昭和51年2月17日指定)

 上記個体と対をなす大杉で、この個体が最大。
 なお、これら2本の個体は植栽されたものであるという。
名  称:加保戸神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県飯山市寿
樹  高:25m
幹周囲:6.2m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 真新しい社と鳥居の脇に生えているケヤキの巨木。
 ケヤキらしい枝を広げた姿が県道からよく見える。
名  称:正行寺のイチョウ
樹  種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属)
所在地:長野県飯山市旭
樹  高:15m
幹周囲:6.8m
樹  齢:?年
指  定:飯山市指定天然記念物(平成10年5月18日指定)

 飯山市内では後述の神戸のイチョウに次いで第2位の巨木。ただし、太枝は伐採されており、それほどの巨木感はない。
 正行寺(浄土真宗)の境内に生えている雄のイチョウ。
名  称:光明寺の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県飯山市照里
樹  高:20m
幹周囲:6.8m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 光明寺(浄土宗)の長い参道の脇に生えているケヤキの巨木。
 参道に沿うように根を張っている。
名  称:長峰神社の杉(仮称)
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県飯山市照里
樹  高:25m
幹周囲:4.8m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 長峰神社は前述の光明寺に隣接している。
 その境内に生えているスギで、幹は素直な直幹だが、根は広がりがあるとともに一部に腐朽が見られる。
名  称:神戸のイチョウ
樹  種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属)
所在地:長野県飯山市瑞穂
樹  高:35m
幹周囲:11.0m
樹  齢:推定1,500年
指  定:長野県指定天然記念物(昭和37年9月27日指定)

 圧倒的な存在感があり、イチョウの巨木としては長野県で最大。落葉時期には画像で分かるように、周囲一面が黄色い絨毯となる。
 なお、神戸は「ごうど」と読む。
 本個体は集落の裏山に生えており、小さな駐車場は整備されているものの細い山道を進む必要があることから黄葉の時期に車で見学に行くことはお勧めしない。
名  称:古海の夫婦杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県上水内郡信濃町古海
樹  高:A35m・B35m
幹周囲:A6.4m・B5.4m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 古海集落内にある信陰最上古湖神社(しんいんさいじょうここじんじゃ)の参道に生えている一対のスギ。
 地元では上記の名称で呼ばれているようである。
 なお、この手前にも、幹周囲3mを超える巨木が1本生えている。
名  称:菅川神社の大杉群
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県上水内郡信濃町古海
樹  高:48m
幹周囲:8.2m
樹  齢:推定1,000年
指  定:信濃町指定天然記念物(平成20年10月20日指定)

 菅川神社は林道菅川線の起点付近にあり、野尻湖を見下ろす地にある。
 その拝殿を威圧するように聳えているのが本個体。
 なお、この他にも幹周囲5.8m、4.7mの巨木が存在し、この3本をまとめて町の天然記念物に指定されている。
名  称:地蔵久保のオオヤマザクラ
樹  種:オオヤマザクラ(バラ科サクラ属)
所在地:長野県上水内郡飯綱町地蔵久保
樹  高:15m
幹周囲:5.1m
樹  齢:推定100年以上
指  定:長野県指定天然記念物(平成17年3月28日指定)

 本個体の由来を示す看板には、「日清戦争(一説には日露戦争)の戦勝記念に植樹したものとされ、現在の地から1km程離れた市道に自生していたものを地元の人々が大八車で運び植えた」とあった。
 残念ながら開花時は未見であるが、オオヤマザクラとしては類を見ないほど紫がかったピンク色の花を咲かせるという。
 開花時期は、例年だと4月中旬頃のようである。
名  称:高岡神社の大杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県上水内郡飯綱町川上
樹  高:36~40m
幹周囲:3.4~6.7m
樹  齢:推定350年
指  定:飯綱町指定天然記念物(昭和44年11月6日指定)

 高岡神社参道に生える6本の巨木の総称。最も大きな個体は樹高40.0m、幹周囲6.7m。 
名  称:袖之山のシダレザクラ
樹  種:シダレザクラ(バラ科サクラ属)
所在地:長野県上水内郡飯綱町袖之山
樹  高:9m
幹周囲:5.1m
樹  齢:推定300年以上
指  定:長野県指定天然記念物(平成17年3月28日指定)

 残念ながら開花時は未見であるが、とても優美な枝ぶりをしたシダレザクラ。
 かつては安養寺の境内に生えていたことから、「安養寺の柳桜」の別名を有する(現在は寺院ではなく、集落の公民館となっている)。
 開花時期は、例年だと4月中旬から下旬頃のようである。
名  称:牟禮神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県上水内郡飯綱町牟礼
樹  高:17m
幹周囲:7.0m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 飯綱町は千曲川(信濃川)の支流である鳥居川の河岸段丘に町が形成されており、牟禮神社は段丘の縁に建てられている。
 境内はケヤキやイチョウなどの樹木が生えているが、本個体が最大。境内は手入れが行き届いており、御神木として地域から大切にされている様子が分かる。
 なお、画像で分かるように、特徴的な根張りをしている。
名  称:良松寺の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県上水内郡飯綱町黒川
樹  高:14m
幹周囲:?m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 良松寺(曹洞宗)の石垣に根を張ったケヤキ。
 境内から見ると双幹と単幹の2本のケヤキが並んで生えているように見えるが、駐車場側から見ると根元でつながっていることが分かる。
名  称:日里御宰建神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県中野市岩井
樹  高:9m
幹周囲:7.5m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 日里御宰建神社は、千曲川と並走している長野県道414号線脇に建立されている神社。
 その境内に生えているのは、かなり変形した樹形をした画像の個体。幹には注連縄が巻かれ御神木として大切にされていることが分かる。
名  称:豊國神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県中野市田上
樹  高:27m
幹周囲:5.9m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 やや斜上しているが、ケヤキらしい樹形をした個体。遠目からでも箒を逆さにしたような樹形を確認できる。
名  称:大徳寺の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県中野市片塩
樹  高:15~25m
幹周囲:3.2~4.9m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 大徳寺(曹洞宗)は山裾の地形を利用した広い境内を有する寺院。
 その境内には何本ものケヤキの巨木が生えているが、入口に生えている画像の個体が最大。
名  称:小内八幡神社社業
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県中野市安源寺
樹  高:20~25m
幹周囲:3.5~7.1m
樹  齢:推定350年以上
指  定:無指定

 小内八幡神社参道はケヤキを主とした古木の並木となっている。
 その中で、画像の個体が最大。
 境内にある看板には、「参道の並木は、神社の歴史や江戸時代中期から明治・大正にかけて盛んに行われた馬市の歴史とも関係し」と記載されているが、具体的にどのようなことが行われていたのかの記載はない。
 なお、小内八幡神社本殿も中野市の有形文化財に指定されているほか、本殿の立地する地は旧石器時代以降の遺跡であるなど中野市の歴史にとって重要な場所なのであろう。
名  称:中日野神社御神木
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県中野市安源寺
樹  高:20m
幹周囲:5.9m
樹  齢:推定700年
指  定:無指定

 中日野神社は豊受大神を主祭神とする神社。その歴史は文亀3年(1503年)に伊勢神宮から豊受大神の御霊代を奉迎したことに始まる。
 本個体は社殿脇に根を張り、枝葉を伸ばしている。
名  称:如法寺のイチョウ
樹  種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属)
所在地:長野県中野市大字中野
樹  高:16m
幹周囲:6.2m
樹  齢:?年
指  定:中野市指定天然記念物(昭和60年4月26日指定)

 如法寺(真言宗)境内の縁に生えている雄のイチョウ。
 本個体には、「聖武天皇の乳母であった紅白と白紅の姉妹が植樹をした」という伝承があり、このいわれから根元には祠が祀られている。
 なお、昭和60年(1985年)時点では25mの樹高があったものの、その後幹が折損した。
名  称:新保豊田神社のクヌギ
樹  種:クヌギ(ブナ科カシワ属)
所在地:長野県中野市大字新保
樹  高:17m
幹周囲:4.0m
樹  齢:推定300年
指  定:中野市指定天然記念物(昭和62年6月3日指定)

 県道358号線から集落に入ったところに生えているクヌギ。
 すらりとした樹形で、かつては25mの樹高を有していたが、平成元年(1989年)の台風による折損やサルノコシカケの発生による太枝の伐採により、現在の樹高となっている。
名  称:新保豊田神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県中野市
樹  高:8m
幹周囲:5.8m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 新保豊田神社の境内には2本のケヤキの巨木が生えているが、そのどちらもがかなり変形している。このうち、画像の個体がより巨木である。
名  称:雁田のヒイラギ
樹  種:ヒイラギ(モクセイ科モクセイ属)
所在地:長野県上高井郡小布施町雁田
樹  高:10m
幹周囲:3.6m(根元周囲)
樹  齢:推定700年以上
指  定:長野県指定天然記念物(平成23年9月29日)

 株立ちとなっているヒイラギの古木。ヒイラギは若い木では葉に鋭い棘を有するが、古木では丸みを帯びた一般的な葉の形状をしている。
 説明看板によれば、雁田集地区は小布施町で最も古くから集落が形成されていたとのことで、集落の人々に見守られてきた古木なのであろう。
名  称:皇太神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県上高井郡小布施町小布施
樹  高:30m
幹周囲:4.4m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 皇太神社小布施町の中心市街地にあり、地域住民にとって安らぎを与えてくれる場所となっているようである。
 その境内には画像の個体のほか同程度のケヤキの巨木(樹高25m、幹周囲4.0m)が生えている。
名  称:大嶋神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県上高井郡小布施町大島
樹  高:18m
幹周囲:8.1m
樹  齢:?年
指  定:無指定
 大嶋神社は、上信越自動車道の小布施ハイウェイオアシスに程近く、高速道路からも社叢が見える。
 それほど広くない境内には画像の個体を含め6本のケヤキの巨木が林立し、木陰をつくり出している。
名  称:稲沢の大イチョウ
樹  種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属)
所在地:長野県上高井郡高山村三郷
樹  高:18m
幹周囲:6.9m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 高山村指定有形文化財の稲沢石造寶筐印塔(いなざわせきぞうほうきょういんとう)の敷地内に生えている大イチョウ。
 本個体は雄。画像奥に見える木もイチョウなのだが、この木は雌とのこと。
 訪れた時は、幹の途中から生えている太枝が画像で分かるように伐採されたばかりであった。上部に若干太い枝があるだけなので、定期的に枝は伐採されているのであろう。
名  称:坪井のしだれ桜
樹  種:シダレザクラ(バラ科サクラ属)
所在地:長野県上高井郡高山村三郷
樹  高:10m
幹周囲:8.0m(根元周囲:4.0m)
樹  齢:推定600年
指  定:高山村指定天然記念物(平成13年3月30日指定)・高山村指定景観重要樹木(平成21年12月1日指定)

 「高山五大桜」のひとつ。また、石川県巨樹の会が定めた日本彼岸桜見立番付で西小結に選ばれたサクラ。
 根元から大きく二股に分かれ、四方に枝を張り、花を枝垂らせている。
 集落のはずれ、杉林との境に生えている。
 周囲には墓石が並んでいるが、これは集落のものであろうか?
名  称:中塩のしだれ桜
樹  種:シダレザクラ(バラ科サクラ属)
所在地:長野県上高井郡高山村中山
樹  高:10m
幹周囲:?m
樹  齢:推定150年
指  定:高山村指定景観重要樹木(平成21年12月1日指定)

 「高山五大桜」のひとつ。
 阿弥陀堂の道端に生え、根元近くには地蔵が祀られている。
 集落内にあり、地域住民にとっては身近なサクラなのであろう。
 開花時期は4月下旬頃。
名  称:黒部のエドヒガン桜
樹  種:エドヒガン(バラ科サクラ属)
所在地:長野県上高井郡高山村黒部
樹  高:13m
幹周囲:7.0m
樹  齢:推定500年
指  定:高山村指定天然記念物(平成13年3月30日指定)・高山村指定景観重要樹木(平成21年12月1日指定)
 「高山五大桜」のひとつ。
 根元から二股に分かれているが、一方の幹は平成10年の台風で折れてしまったとのこと。
 山裾の農耕地にぽつんと生えており、サクラの開花に合わせて咲くように植えられた菜の花とのコントラストが美しい。
 開花時期は4月下旬頃。
名  称:水中のしだれ桜
樹  種:シダレザクラ(バラ科サクラ属)
所在地:長野県上高井郡高山村水中
樹  高:22m
幹周囲:4.0m
樹  齢:推定250年
指  定:高山村指定天然記念物(平成13年3月30日指定)・高山村指定景観重要樹木(平成21年12月1日指定)

 「高山五大桜」のひとつ。
 集落を抜け、山間の道をしばらく進むと農耕地に1本の凛としたシダレザクラが立っている。五大桜の中では最も樹高があり、樹形も美しいことから、この木の説明看板にも「村内屈指の枝垂れ桜」と記載されている。
 この地に鹿島神を祀った際に植えられたことから、「鹿島のしだれ桜」という別名もあるとのこと。
 開花時期は4月下旬頃。
名  称:赤和観音のしだれ桜
樹  種:シダレザクラ(バラ科サクラ属)
所在地:長野県上高井郡高山村鬼岩
樹  高:15m
幹周囲:3.5m
樹  齢:推定200年
指  定:高山村指定景観重要樹木(平成21年12月1日指定)

 「高山五大桜」のひとつ。
 山中にある赤和観音入口に生えており、画像で分かるように石垣から斜立し、支柱に支えられている。
 なお、赤和観音は安土桃山時代の元亀元年(1501年)頃に本堂が建立された。
 開花時期は4月下旬頃。
名  称:赤和観音の大杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県上高井郡高山村大字高井鬼岩
樹  高:35m
幹周囲:5.9m
樹  齢:推定400年
指  定:無指定

 赤和観音参道の中腹脇に生えている杉の巨木。
 周囲を巨石に囲まれているが、それに負けない迫力を有する。
名  称:赤和集落センターしだれ桜
樹  種:シダレザクラ(バラ科サクラ属)
所在地:長野県上高井郡高山村赤和
樹  高:6m
幹周囲:?m
樹  齢:?年
指  定:無指定
 前述の赤和観音のしだれ桜へと向かう道すがら、集落センターの敷地内に生えているシダレザクラ。
 主幹上部は失われているが、シダレザクラ特有の枝ぶりは感じられる。
 開花時期は4月下旬頃。
名  称:高杜神社の杉並木
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県上高井郡高山村
樹  高:30m
幹周囲:4.0m
樹  齢:?年
指  定:高山村指定景観重要樹木(平成21年12月1日指定)

 高山神社の参道には200mに渡って100本を超える杉が植栽されている。
 その中で、画像手前の個体が最も巨木である(樹高・幹周囲はこの個体のデータ)。
名  称:戸隠神社奥社参道杉並木
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県長野市
樹  高:?m
幹周囲:3.0~5.0m程度
樹  齢:推定400年
指  定:長野県指定天然記念物(昭和48年3月12日指定)

 戸隠神社奥社参道の随神門から奥社にかけて500m程の間に200本程のスギが林立しており、神聖な雰囲気を高めている。これは、慶長17年(1612年)に千石の朱印地を拝領したことをきっかけに、植樹されたものだという。
 画像手前の個体等、数本のスギに注連縄が巻かれているが、この個体は洞が祠のように見えているためであろうか。
 なお、天然記念物としてはスギ並木だけではなく、周囲のナラ類等の雑木林を含め「戸隠神社奥社社叢」として約51haが一括指定されている。
名  称:戸隠神社中社の御神木
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県長野市
樹  高:31m
幹周囲:7.0m
樹  齢:推定700年
指  定:無指定

 戸隠神社中社境内で、社殿と対峙するように生えている御神木。
 
名  称:戸隠中社の三本杉A
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県長野市
樹  高:40m
幹周囲:7.9m
樹  齢:推定500年
指  定:長野市指定天然記念物(平成17年1月1日指定)

 戸隠神社中社の鳥居付近に生えている三幹の個体。
 通常、巨木の周囲に柵が設置されている場合、根元を踏まれないようにするなどの理由で巨木を中心に一定の区域内に人が入れないようにするが、ここでは一部を開け、幹に触れるようにしてある。
名  称:戸隠中社の三本杉B
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県長野市
樹  高:40m
幹周囲:9.7m
樹  齢:推定500又は800年
指  定:長野市指定天然記念物(平成17年1月1日指定)

 蕎麦屋脇に生えている個体。
名  称:戸隠中社の三本杉C
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県長野市
樹  高:42m
幹周囲:9.9m
樹  齢:推定500又は800年
指  定:長野市指定天然記念物(平成17年1月1日指定)

 道路脇に生えている個体で、3本の中では一番生えている場所に恵まれていないように思える。
 大きな腐朽を外科的に処置した跡があるが、樹皮の盛り上がりも見られることから樹勢は衰えていないのであろう。
 
名  称:結びの杉(二本杉)
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県長野市
樹  高:30m
幹周囲:8.0m程度
樹  齢:推定500年
指  定:長野県指定天然記念物(昭和48年3月12日指定)

 名称は戸隠神社のウェブサイトから。
 画像では根元に雪があり分かりにくいが、名称のとおり双幹の巨木。
 本個体が生えている火之御子社(ひのみこしゃ)は舞楽芸能、火防のほか縁結びの神として信仰を集めているとのことなので、御神木として欠かせない存在であろう。
名  称:冨建千引神社の欅A(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市富竹
樹  高:21m
幹周囲:6.1m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 冨建千引神社は住宅街の中にある神社。
 その境内には、ほぼ同じ大きさのケヤキの巨木が2本存在。
名  称:冨建千引神社の欅B(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市富竹
樹  高:24m
幹周囲:6.0m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 上記個体同様、冨建千引神社境内に生えているケヤキの巨木。
名  称:吉田のイチョウ
樹  種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属)
所在地:長野県長野市吉田3丁目
樹  高:32m
幹周囲:8.6m
樹  齢:推定900年年
指  定:長野市指定天然記念物(昭和42年11月1日指定)

 吉田小学校にほど近い住宅街に生えている巨木。東西30m・南北24mに枝葉を茂らせている。
 看板によれば、この地は皇足穂(すめたるほ)吉田大御神宮の旧地とされている。
 雄木の巨木にしばしば見られる乳根(ちちね)が生じていることもあり、古来より本個体の樹皮を水で浸して飲めば母乳が出やすくなるとの伝承があり「乳イチョウ」と呼ばれている。
 また、『ある初冬の夕暮れ、村の庄屋に一夜の泊まりを断られた旅の僧が、「鎮守の森の銀杏の葉も今夜は落ち尽して、明日は雪か」と嘆いて立ち去った。不思議なことにイチョウは一夜にして全て落葉し、翌朝は珍しい大雪となった。この旅の僧こそ、弘法大師(空海)であった』との伝承から「弘法イチョウ」の別名も有する。
名  称:吉田神社の欅A(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市吉田1丁目
樹  高:13m
幹周囲:6.8m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 吉田神社の境内には多くのケヤキの巨木が存在。
 画像の個体は車道脇に生えており、かなり変形・腐朽している。
名  称:吉田神社の欅B(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市吉田1丁目
樹  高:21m
幹周囲:7.1m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 吉田神社境内に生えているケヤキの中で最大。
 根元近くから双幹となっているだけでなく、瘤状に盛り上がる等かなり変形している。
名  称:﨤目神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市三輪8丁目
樹  高:16m
幹周囲:5.5m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 﨤目(そりめ)神社は住宅街の中にあり、その境内に本個体は存在。
名  称:美和神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市三輪8丁目
樹  高:13m
幹周囲:6.5m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 美和神社は、長野電鉄の本郷駅近くに所在。
 その境内には何本かのケヤキの巨木が生えているが、画像の個体が最大。
 双幹の巨木ではあるが、画像で分かるとおりどちらも幹上部は失われ、腐朽が進んでいる。
名  称:古野神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市柳原
樹  高:16m
幹周囲:7.5m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 古野神社は国道18号から住宅地に入ったところにあり、本個体は境内の端に生えている。
 幹の一部が腐朽しており、トタンで被われている。
名  称:和田神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市西和田
樹  高:17m
幹周囲:6.5m
樹  齢:?年
指  定:長野市保存樹(昭和55年3月10日指定)

 和田神社の広い境内の中央付近に生えているケヤキの巨木。
 幹が大きく二股に分かれているところがトタンで覆われ、外科的な治療がされていることが分かる。
名  称:安達神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市平林
樹  高:9m
幹周囲:8.2m(地上1.5m)
樹  齢:?年
指  定:無指定

 境内からはみ出すように生えているケヤキの巨木。
 幹は大きく腐朽し、上部は何らかの理由で欠損している。個体の寿命としては最終段階に近いのかとも思われる。
 なお、幹周囲については、境内にある看板に記載されている数値。地上1.0mでは9.2m。
名  称:湯福神社のケヤキA・B
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市箱清水
樹  高:A20m・B18m
幹周囲:A6.9m・B8.8m
樹  齢:A推定700年・B推定900年(境内に設置された湯福神社の由来を記した看板には1,000年を超えると記載)
指  定:長野市指定天然記念物(昭和42年11月1日指定)

 湯福神社(ゆぶくじんじゃ)は善光寺の近くにある神社。日本書紀にも記録が残る歴史のある神社の様である。「湯福」の名は風の吹くさまを表した「伊吹」が変化したものとされ、かつては「井福」の字があてられたこともあったとのこと。善光寺の氏神・鎮守の神として、例大祭には善光寺の参拝を受けるほか、戸隠神社の守護神の一つとされる。
 後述の1本を合わせた3本のケヤキが長野市の天然記念物として一括指定されている。画像左の個体がA、右の個体がB。
 なお、Bは腐朽のため幹の半分に治療の跡がある。
名  称:湯福神社のケヤキC
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市箱清水
樹  高:17m
幹周囲:7.7m
樹  齢:推定800年
指  定:無指定

 前述のA・Bが参道両脇に生えているのに対し、本個体は境内のやや離れたところに生えている。
名  称:加茂神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市西長野
樹  高:17m
幹周囲:5.0m
樹  齢:?年
指  定:長野市指定保存樹林(昭和55年3月10日指定)

 境内にはイチョウ・メタセコイヤ・スギ・シラカシ・ケヤキ等、何本もの樹木が生えており、一括して長野市の保存樹林に指定。
 その中で、本個体が最大。
名  称:千寿
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市妻科
樹  高:25m
幹周囲:7.1m
樹  齢:?年
指  定:長野市指定保存樹林(昭和51年11月15日指定)

 妻科神社境内には何本ものケヤキが生えており、一括して長野市の保存樹林に指定。
 その中で、何本かのケヤキには画像の個体のほか、「雷」「けや太郎」「右大臣「遊木(ゆうき)」といった固有名称がつけられている。
名  称:木留神社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県長野市若里1丁目
樹  高:20m
幹周囲:9・0m
樹  齢:?年
指  定:長野市指定保存樹林(昭和51年11月5日指定)

 画像の個体が生えている木留神社の境内は、地域の公園として整備されている。
名  称:熊野皇大神社のシナノキ
樹  種:シナノキ(アオイ科シナノキ属)
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町峠町
樹  高:11m
幹周囲:5.7m
樹  齢:推定800年
指  定:長野県指定天然記念物(平成3年8月15日指定)

 旧軽井沢銀座の通りを抜けて県道133号(旧軽井沢軽井沢停車場線)を進み、群馬県境にある熊野皇大神社境内に生えている巨木。
 熊野皇大神社の入口には「日本武尊が東国平定の帰路に碓氷峠で濃霧にまかれた時に八咫烏(やたがらす:三本足の霊鳥。日本サッカー協会のシンボルマークに使用されている)の道案内によって嶺まで達することができたことから熊野の大神をこの地に祀った」という由来が記載された看板が立てられており、この神社境内に群馬県と長野県の県境がある(シナノキは長野県側)。
名  称:諏訪神社社叢
樹  種:トチノキ(トチノキ科トチノキ属)
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町旧軽井沢
樹  高:12m
幹周囲:5.3m
樹  齢:?年
指  定:軽井沢町指定天然記念物(昭和53年4月8日指定)

 諏訪神社は、旧軽井沢銀座の1本奥の通りにある神社。
 10種を超える巨木が林立し、社叢を形成していることから町の天然記念物に指定された。
 なお、軽井沢町の諏訪神社は軽井沢一帯が開発された際に信州一の宮である諏訪大社から分霊されたのが始まりとのこと。
 画像は根元から双幹となり、更に太枝が何本も生えている異形の個体。
名  称:諏訪神社社叢
樹  種:ケトチノキ(トチノキ科トチノキ属)
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町旧軽井沢
樹  高:12m
幹周囲:5.3m
樹  齢:?年
指  定:軽井沢町指定天然記念物(昭和53年4月8日指定)

 ケトチノキはウラゲトチノキとも呼ばれ、その名のとおり、葉の裏に軟毛が生じている。
 ケトチノキはトチノキの変種という位置づけの様である。
名  称:諏訪神社社叢
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町旧軽井沢
樹  高:20m
幹周囲:6.5m
樹  齢:?年
指  定:軽井沢町指定天然記念物(昭和53年4月8日指定)

 諏訪神社には何本ものケヤキの巨木が見られるが、画像はその中で最大の個体。

名  称:神宮寺のしだれ桜
樹  種:シダレザクラ(バラ科サクラ属)
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町旧軽井沢
樹  高:9m
幹周囲:4.4m
樹  齢:推定400年
指  定:無指定

 神宮寺(真言宗)は旧軽井沢銀座から横道に入ったところにある寺院。
 その参道脇に本個体は生えている。
 画像では分からないが、住宅に面した側の幹は腐朽し、金属板で覆う等の外科的処置がなされている。
 開花時期は4月下旬頃。
名  称:旧雨宮邸の一位(仮称)
樹  種:イチイ(イチイ科イチイ属)
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町長倉
樹  高:16m
幹周囲:4.4m
樹  齢:推定200年(500年とする資料もあり)
指  定:無指定

 離山公園内には、軽井沢町の図書館や歴史民族資料館といった文化施設のほか、旧雨宮邸等の歴史的な建造物がいくつか見られる。
 旧雨宮邸は明治期に軽井沢を開発した雨宮敬二郎が事務所として建設したもの。かつては、その当時の政財界の要人をこの邸宅に招いたという。その庭園の主ともいえるのが本個体。非常に美しい樹形をしている。
 邸宅の建築前からこの地に生えているものなのか、邸宅の建築時に移植されたものなのかは、残念ながら不明。
名  称:長倉神社社叢
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町中軽井沢
樹  高:22m
幹周囲:4.7m
樹  齢:?年
指  定:軽井沢町指定天然記念物(昭和53年4月8日指定)

 長倉神社社叢は70種を超える樹木が生育しており、ブナ、ミズメ等の巨木が見られることから町の天然記念物に指定されている。
 本個体は、その中でも最大級の一樹。
名  称:神楽寺神代杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県北佐久郡御代田町塩野
樹  高:15m
幹周囲:9.2m
樹  齢:推定1,000年
指  定:御代田町指定天然記念物(昭和43年10月21日指定)

 神楽寺は県道80号線(浅間サンライン)からやや下ったところにある仏閣。
 本個体は、その観音堂の脇に生えている。主幹は縦に裂け中は空洞となっている。また、梢は欠損し上部に多少枝葉があるのみ。画像左の太枝が旺盛に生育している状態にある。
 幹には黒く焼け焦げた跡が残っているが、これは文化13年(1816年)の火災によるもの。伝説では、その火災の際に聖天様がスギにまたがったとのこと。
 洞の中には石仏が安置されている。
名  称:結びの杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県諏訪郡下諏訪町
樹  高:28m
幹周囲:?m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 諏訪大社の下社春宮の境内に生えている個体。
 幹が上部で二股に分かれていることから「二人が寄り添う」との連想で名付けられた。
名  称:根入りの杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:長野県諏訪郡下諏訪町
樹  高:19m
幹周囲:?m
樹  齢:推定600~700年
指  定:無指定

 諏訪大社の下社秋宮の境内に生えている個体。
 根元に掲げられた看板によれば、丑三つ時になると枝先を下げて木が寝入り、いびきが聞こえるとのこと。このためか、枝を煎じて子供に飲ませると夜泣きが止むと伝えられている。
名  称:高島城の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県諏訪市高島1丁目
樹  高:36m
幹周囲:6.1m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 高島城は400年ほど前の慶長年間に諏訪湖畔に築城された城。明治維新後に天守閣は破却され、そのご高島公園として一般に開放された(昭和45年(1970年)に現在の天守閣が復元されている)。
 公園内には何本かのケヤキの巨木が生えているが、土戸門脇の画像の個体が最大。

名  称:高島城のキハダ
樹  種:キハダ(ミカン科キハダ属)
所在地:長野県諏訪市高島1丁目
樹  高:12m
幹周囲:2.9m
樹  齢:推定140~150年
指  定:諏訪市指定天然記念物(昭和58年3月24日指定)

 キハダは内樹皮が鮮やかな黄色をしており、この部分は生薬の黄檗として知られている。
 この個体は、薬用として城内に植栽されとされ、必要に応じて樹皮が剝ぎとられ使用されていたようである。
 キハダは用材というよりは上記のように薬用としての目的で利用されること、元々の樹種としての特性等から、巨木は少ないようである。
名  称:贄掛の欅
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県諏訪市中洲宮山
樹  高:35m
幹周囲:8.7m
樹  齢:推定1,000年
指  定:諏訪市指定天然記念物(昭和49年3月23日指定)

 天然記念物としては「諏訪大社上社境内の社叢」として、鎮守の森が一括指定されている。
 その中で、本個体は固有名称を与えられており、「境内最古の樹木のひとつ」とされている。
 なお、名称にある「贄」の字は神社としては異質な感じもするが、贄・御狩の獲物(お供物)を掛けて祈願したことから名付けられたとのことである。
名  称:宮之脇のカヤ
樹  種:カヤ(イチイ科カヤ属)
所在地:長野県諏訪市中洲神宮寺
樹  高:20m
幹周囲:4.9m
樹  齢:推定380年
指  定:諏訪市指定天然記念物(昭和46年2月12日指定)

 諏訪大社上社本宮の一部である大国主命社の境内に生えている個体。
 天然記念物としては一対での指定となっており、もう1本は幹周囲2.7m、推定樹齢190年。
 本個体及び大国主命社は、地域で「カヤノキサマ」と呼ばれ、親しまれているようである。
名  称:前宮社務所前の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県茅野市宮川
樹  高:20m
幹周囲:6.6m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 奥の建物が諏訪大社上社の前宮の社務所。
 根元から株立ちとなっており中には枯れた幹も見られるが、全体としては樹勢があるのではないか。
名  称:御室社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県茅野市宮川
樹  高:20m
幹周囲:5.5m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 諏訪大社上社の前宮は、社務所から社殿までは少々距離がある。その社殿までの途中、道脇に生えている株立ちの個体。
名  称:柏手社の欅(仮称)
樹  種:ケヤキ(ニレ科ケヤキ属)
所在地:長野県茅野市宮川
樹  高:19m
幹周囲:6.9m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 諏訪大社前宮の一部である柏手社の祠の脇に生えているケヤキの巨木。
 その幹は、ガジュマル等で見られる気根が愈合した様な特異な形状をしている。
 また、枝先には多くのヤドリギが付いている。
 なお、説明看板によれば、柏手社は前宮の神前に供える物や饗宴の膳部を調理していた場所なのではないかとのこと。「柏手」とは、古い時代にはカシワの葉が食器として使われてきたことによる。
 建武2年(1335年)や応永4年(1397年)にこの社で神事を行ったとの記録があるようだが、その時代にもこの個体はあったのであろうか?

名  称:明前寺のイチイ
樹  種:イチイ(イチイ科イチイ属)
所在地:岐阜県大野郡白川村荻町
樹  高:10m
幹周囲:2.6m
樹  齢:推定190年
指  定:岐阜県指定天然記念物(昭和49年11月13日指定)

 合掌造りの集落として世界遺産に指定されている白川村の明善寺(みょうぜんじ)境内に生えているイチイ。
 このイチイは、1827年に本堂が再建された折に植栽されたという。

名  称:来宮神社の大楠
樹  種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属)
所在地:静岡県熱海市西山町
樹  高:20m
幹周囲:23.9m
樹  齢:推定2,000年
指  定:国指定天然記念物 (昭和8年2月28日指定)

 国の指定名称としては「阿豆佐和気神社(あずさわけじんじゃ)の大クス」。日本三大クスの1本であり、日本全国で第2位の巨木でもある。
 双幹であるが、写真左の幹は1974年の台風で切損してしまった。
 この木を1週すると寿命が1年延びるという言い伝えがある。
名  称:第二大楠
樹  種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属)
所在地:静岡県熱海市西山町
樹  高:11m
幹周囲:9.5m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 来宮神社の鳥居を潜るとすぐに現れる巨木。この神社で固有名称が与えられているのは、前述の来宮神社の大楠と本個体のみだが、ホルトノキやクスノキ等の無名の巨木が何本も存在する。
 写真で見えている面の反対側は腐朽から大きな穴が開いている。
名  称:湯前神社のクスノキ
樹  種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属)
所在地:静岡県熱海市上宿町
樹  高:17m
幹周囲:7.2m
樹  齢:?年
指  定:熱海市指定天然記念物(昭和52年4月25日指定)

 その名のとおり、湯前神社の入口付近に生えているクスノキ。
 樹幹の2分の1程は焼損しているものの、樹勢は旺盛で樹皮が枯損部分を包み込みつつある。
 余談であるが、湯前神社の境内からはその名のとおり温泉が湧き出しており、湯の街熱海らしい雰囲気である。
名  称:熱海のナツメヤシ
樹  種:ナツメヤシ(ヤシ科ナツメヤシ属)
所在地:静岡県熱海市銀座
樹  高:15m
幹周囲:1.2m
樹  齢:推定130年
指  定:静岡県指定天然記念物(昭和47年9月26日指定)

 ニューフジヤホテルの玄関脇に生えているナツメヤシの雌木。
 このナツメヤシの由来については不明であるが、1971年に静岡大学の上野実郎教授がイラク産の雄木の花粉とこの木を用いて日本初の人工授粉に成功したとのことである。
 なお、ナツメヤシは北アフリカ又はペルシア湾沿岸が原産とされ、B.C.6000年頃には栽培が始められたとされる有用植物。その実は食用とされるほか、石鹸や化粧品等の原料となっている。
名  称:熱海の大モガシ
樹  種:ホルトノキ(ホルトノキ科ホルトノキ属)
所在地:静岡県熱海市和田浜南町
樹  高:25m
幹周囲:4.5m
樹  齢:?年
指  定:静岡県指定天然記念物(昭和30年指定・平成19年11月20日指定解除)

 かつては金城館前の路地の斜面に23mの樹冠を広げていた巨木。
 2005年頃から病原菌により葉が赤く変色するようになり、平成19年5月には完全に枯死したことが確認されたとのこと。
 葉を青々と茂らせていた頃に見ることがかなわず、残念である。
名  称:大瀬神社の御神木
樹  種:イブキ(ヒノキ科ビャクシン属)
所在地:静岡県沼津市西浦大瀬
樹  高:12m
幹周囲:7.6m
樹  齢:推定1,500年
指  定:国指定天然記念物(昭和7年7月25日指定)
 ダイビングのメッカでもある大瀬崎にはビャクシン(イブキの一品種)が130本以上も林立(巨木も30本以上存在)しており、「大瀬崎のビャクシン樹林」として国の天然記念物に指定されている。
 本個体は、その中で最大の巨木で「夫婦びゃくしん」の別名を有する。
 御神木として、航海安全等を願い引手力命(「ひきてちからのみこと」又は「ひきたぢからのみこと」と読む)の分霊が祀られている。
 余談だが、大瀬神社境内には海からの距離が15mで標高が1m程でもあるのにかかわらず淡水湖の神池があり、伊豆七不思議のひとつに数えられえいる。 

名  称:清盛楠
樹  種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属)
所在地:三重県伊勢市豊川町
樹  高:10m
幹周囲:9.0m
樹  齢:推定900年
指  定:無指定

 伊勢神宮の外宮参道脇に生えている双幹の巨木。
 その名は、平清盛にちなむ。
名  称:外宮の神宮杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:三重県伊勢市豊川町
樹  高:?m
幹周囲:?m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 伊勢神宮の外宮は天照大神の食事を司る神様の豊受大神を祀っている。
 その境内は、次に記載する内宮同様木々に覆われており、巨木が林立している。
名  称:内宮の神宮杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:三重県伊勢市宇治館町
樹  高:50m
幹周囲:10.0m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 天照大神を祀る伊勢神宮の内宮は日本最大のパワースポット。自然豊かな神宮林はスギや照葉樹を主体としており、参道脇だけでも多くの巨木を目にすることができる。
 樹高と幹周囲のデータはその中で最大のもので、画像の個体とは恐らく異なる。
 ただし、本個体も参道脇の巨木としては最大級であり、多くの参拝者がその幹に触れていた。
名  称:尾鷲神社の大楠
樹  種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属)
所在地:三重県尾鷲市北浦町
樹  高:A25m・B22m
幹周囲:A10.2m・B9.5m
樹  齢:推定1000年以上
指  定:三重県指定天然記念物(昭和12年11月12日指定)

 尾鷲神社は、口伝では大宝年間(700年頃)に建立されたという神社で、須佐之男命を主神として祀り、戦国時代の合戦を模した奇祭「ヤーヤ祭」が行われる由緒ある神社。
 その境内入り口付近には2本の楠の巨木が寄り添って生えている。
 寛永13年(1636年)に紀州藩が実施した調査でも、既に6mの幹周囲を有していたとのこと。
名  称:産田神社の杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:三重県熊野市有馬町
樹  高:25m
幹周囲:5.0m
樹  齢:?年
指  定:熊野市指定天然記念物(昭和39年4月28日指定)

 産田(うぶた)神社は弥生時代にまで歴史を遡れるという神社。イザナミノミコトが亡くなった場所との伝承を有する。
 その境内入り口に生えているのが、双幹の本個体。

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