名  称:出雲大社参道の松並木
樹  種:イチョウ(イチョウ科イチョウ属)
所在地:島根県出雲市大社町杵築東
樹  高:35m
幹周囲:4.7m
樹  齢:推定400年
指  定:出雲市指定史跡(昭和60年3月6日指定)

 出雲大社参道に植栽されたクロマツは、松江藩主堀尾忠氏の正室長松院が気祈願成就のお礼に1,000本の松を奉納したのが始まりとの伝承がある。
 その中で、本個体がおそらく最大。松並木の中で、最も拝殿に近いところに生えている。
 本個体が松並木造成時のものかは不明だが、そうであるのならば400年程の樹齢となる。

名  称:石川千代松
樹  種:アカマツ(マツ科マツ属)
所在地:岡山県真庭市湯原温泉
樹  高:?m
幹周囲:?m
樹  齢:推定200年
指  定:無指定

 個体名の石川千代松とは、動物学者でオオサンショウウオの研究を行った石川千代松博士のこと。
 本個体が生えている湯原温泉は旭川の畔に温泉街が形成されているが、この旭川にはオオサンショウウオが生息している。
 画像で分かるように、力枝が道路の幅を超えるほどに伸びるという特徴的な樹形をしている。
 ただし、全体的に葉量が少なく、枯れが目立っているのが心配される。

名  称:大麻比古神社のクスノキ
樹  種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属)
所在地:徳島県鳴門市大麻町坂東広塚
樹  高:22m
幹周囲:8.3m
樹  齢:推定1,000年
指  定:鳴門市指定天然記念物(平成7年3月22日指定)

 大麻比古神社は阿波国一宮。参道を進んでいくと現れる、「あがりこ」のような樹形をした巨木。根元に設置された看板には、「御神木楠」と記載されている。
名  称:長命杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:徳島県鳴門市大麻町桧ダンノ上
樹  高:15m
幹周囲:4.7m
樹  齢:推定1,100年
指  定:鳴門市指定天然記念物(昭和42年11月9日指定)

 四国八十八ヶ所第二番札所極楽寺(真言宗)の境内に生えている巨木。弘法大師のお手植えとの伝承を有する。
 この木の肌に触れることによって、長命を保ち天寿を全うするとされ、「長命杉」と呼ばれる。
名  称:櫛渕八幡神社のクスノキ
樹  種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属)
所在地:徳島県小松島市櫛渕町
樹  高:20m
幹周囲:8.4m
樹  齢:推定700年
指  定:無指定

 道路から櫛渕八幡神社の鳥居に向かい、右手に生えているクスノキの木の巨木。
 画像で分かるように幹には腐朽が見られ外科的処理がなされているが、樹勢は旺盛。
名  称:櫛渕のフウ
樹  種:フウ(フウ科フウ属)
所在地:徳島県小松島市櫛渕町
樹  高:18m
幹周囲:2.8m
樹  齢:推定100年
指  定:徳島県指定天然記念物(昭和29年1月29日指定)

 道路から櫛渕八幡神社の鳥居に向かい、左手に生えている県指定天然記念物のフウ。説明看板によれば、大正時代初めに植栽されたものであるとのこと。
 なお、フウは中国南部や台湾原産の樹木でカエデ類に似た葉をつける(カエデはムクロジ科カエデ属)。
名  称:玉木神社の鳥居杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:徳島県美波町西河内丹前
樹  高:A30m・B30m
幹周囲:A5.2m・B4.6m
樹  齢:?年
指  定:美波町指定天然記念物(昭和36年4月1日指定)

 玉木神社鳥居の両脇を固めているスギの巨木。向かって左がA、右がB。
 説明看板によれば、神社の建立は観応2年(1351年)だが、2本のスギは、その後のある時代の氏子らによって植栽されたものであるという。
名  称:薬王寺の大楠
樹  種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属)
所在地:徳島県美波町奥河内
樹  高:15m
幹周囲:5.5m
樹  齢:?年
指  定:美波町指定天然記念物(平成28年3月23日指定)

 四国八十八ヶ所第二三番札所薬王寺(真言宗)の境内に生えている巨木。薬王寺は神亀3年(726年)に行基が開き、弘仁6年(815年)に弘法大師が薬師如来を刻み本尊にしたとのこと。
 なお、画像奥の巨木もクスノキで幹周囲は4.4m。
名  称:八幡神社の大楠
樹  種:クスノキ(クスノキ科ニッケイ属)
所在地:徳島県美波町日和佐浦
樹  高:20m
幹周囲:11.1m
樹  齢:?年
指  定:美波町指定天然記念物(平成13年10月22日指定)

 根元から双幹となっているクスノキの巨木。
 八幡神社の境内及びその周辺には何本ものクスノキの巨木が生えているが、その中で最大の個体。

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