名  称:縄文杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:鹿児島県上屋久町下屋久
樹  高:25m
幹周囲:16.1m
樹  齢:推定2,170年
指  定:無指定(地域全体が世界遺産)

 幹全体がごつごつとしており、通常のスギとはかなり異なる樹形をしている。
 麓の駐車場に車を止め、山道を歩くこと4時間程でようやく会える日本で一番有名な巨木。
 なお、樹齢については7,200年とも言われているが、科学的には根拠が薄いとされている。
名  称:夫婦杉(妻)
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:鹿児島県上屋久町下屋久
樹  高:25m
幹周囲: 5.8m
樹  齢:推定1.500年
指  定:無指定(地域全体が世界遺産)

 後述する夫婦杉(夫)と枝がつながっているスギ。このような2本の木がひとつの枝でつながっている状態を連理(れんり)と呼ぶ。
 前記の縄文杉へ向かう最中に見ることのできる有名なスギ。
名  称:夫婦杉(夫)
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:鹿児島県上屋久町下屋久
樹  高:23m
幹周囲:10.9m
樹  齢:推定2,000年
指  定:無指定(地域全体が世界遺産)

 前述の夫婦杉(妻)と枝がつながっているスギ。
名  称:大王杉
樹  種:スギ(スギ科スギ属)
所在地:鹿児島県上屋久町下屋久
樹  高:25m
幹周囲:11.1m
樹  齢:推定3,000年
指  定:無指定(地域全体が世界遺産)

 幹には大きく裂け目が入っているスギ。

名  称:宇根の大ソテツ
樹  種:ソテツ(ソテツ科ソテツ属)
所在地:沖縄県久米島町宇根
樹  高:8m
幹周囲:?m
樹  齢:推定250〜300年
指  定:沖縄県指定天然記念物(昭和43年12月16日指定)

 民家の庭に生えている大ソテツ。
 日本では九州以南に自生するが、一般的に自然状態では樹高2m程とのこと。本個体は屋敷林に覆われていることから台風などの影響を免れたほか、家人による保護によって大きく育つことができたと推測されている。
 余談だが、ソテツは有毒植物ではあるものの、茎や果実を水で晒すなどすると食用可能。このため、飢饉の際の食料として利用されたという。
名  称:仲里小学校のコバテイシ
樹  種:モモタマナ(シクンシ科モモタマナ属)
所在地:沖縄県久米島町謝名堂
樹  高:9m
幹周囲:3.2m
樹  齢:推定100年
指  定:久米島町指定天然記念物(平成9年5月1日指定)

 久米島町指定の名勝としては「仲里小学校のコバテイシとガジュマル」。仲里小学校の校庭に生えている4本のモモタマナと2本のガジュマルが一括して指定されている(画像はその中で最も太いモモタマナ)。
 校庭に植樹された正確な都市は不明だが、明治35年(1902年)に仲里小学校が現在の場所に移転していることから100年程度と推定されている。
名  称:久米の五枝のマツ
樹  種:リュウキュウマツ(マツ科マツ属)
所在地:沖縄県久米島町上江洲
樹  高:6m
幹周囲:4.3m
樹  齢:推定250年
指  定:国指定天然記念物(平成9年7月28日指定)
 盆栽の様な美しい樹形をしたマツで、沖縄県の二大名松とされる(もう一つは、伊平屋島の念頭平松)。
 何本もの太い枝は地を這い、長いものでは12mに伸び、樹冠は250uに広がるという。
 なお、周囲は木柵で囲われているものの、根元まで歩道が整備されている。本個体の根元には中国伝来の農神である土帝君を祀った小さな祠がある。
名  称:平良のガジュマル
樹  種:ガジュマル(クワ科イチジク属)
所在地:沖縄県宮古島市平良
樹  高:9m
幹周囲:6.3m
樹  齢:?年
指  定:沖縄の名木百選(平成14年度指定)・宮古島市保全樹

 「シシナム御嶽のガジュマル」の別名を有するガジュマル。
 宮古島市の中心地にある居酒屋あぱら樹の隣に生えていて、店のPRにも一役買っているようである。
名  称:雨乞座のデイゴ
樹  種:デイゴ(マメ科デイゴ属)
所在地:沖縄県宮古島市来間
樹  高:8m
幹周囲:3.5,3.1m
樹  齢:?年
指  定:宮古島市指定天然記念物(昭和55年1月10日指定)

 宮古島とは来間大橋で繋がっている来間島に生えているデイゴ。来間小中学校の左側にある雨乞座では、毎年9月の甲丑の日にヤーマス御願という伝統行事が行われるが、この木の下で踊りが披露されるという。
 なお、雨乞座のデイゴは、かつて3本あったとされ、伝承によれば、ウプヤー、スムリヤー、ヤーマスヤーの三兄弟が一本ずつのデイゴを植栽したのだが、何者かがそのうちの一本を切り倒してしまい、現在は2本のみ残ったとされる。
名  称:真乙姥御嶽のオオバアコウ
樹  種:オオバアコウ(クワ科イチジク属)
所在地:沖縄県石垣市新川
樹  高:12m
幹周囲:12.0m
樹  齢:推定200〜300年
指  定:石垣市「緑の戸籍簿」搭載樹種

 真乙姥御嶽(「まいちぃばーおん」と読むようである)の敷地内に生えている巨木。幹から生えた無数の根が絡み合い、南国らしい独特の樹形となっている。
 なお、真乙姥御嶽は尚真王から永良比金の神職を授けられた真乙姥という女性を祀った聖域で、現在は豊年祭が行われる場所であるとのこと。
名  称:石垣小学校のデイゴ(仮称)
樹  種:デイゴ(マメ科デイゴ属)
所在地:沖縄県石垣市石垣
樹  高:9m
幹周囲:6.0m
樹  齢:?年
指  定:無指定

 石垣小学校の校舎と塀の間に生えているデイゴ。
 余談であるが、撮影したのが風速71mを記録した平成27年台風15号の通過直後であったことから、葉が全て失われてしまっている。
名  称:仲道の三番アコウ
樹  種:オオバアコウ(クワ科イチジク属)
所在地:沖縄県石垣市登野城
樹  高:8m
幹周囲:?m
樹  齢:推定200〜250年
指  定:石垣市指定文化財(平成3年11月13日指定)
 交通量の多い国道390号線脇に生えている存在感のある巨木。根と一体化した幹は、ある種の彫刻のような趣がある。
 仲道(なかどう)は小字名。元々は道標として、登野城の分岐点毎に東から西へ100mの間隔で一番〜三番のオオバアコウが生えていたことが名称の由来。なお、本個体のみが現存。
 動物や植物をはじめとする自然物は天然記念物に指定されるのが通常だと思うが、本個体は歴史的・文化的な価値をとらえて文化財に指定されたのであろうか。

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